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初夜2

「面をあげよ。余が許した…問題はない」 善仁は布の切れ端で手を拭い、碧を手招いた 「気持ちよかったか?」 「はい…おそれおおくもその通りにございます」 「では…夫婦の契りを交わすとしよう。怖いか?」 「…はい。ですが、精一杯務めさせていただきます」 善仁は碧を布団へと押し倒し、唇を奪った 「…んはぁ…っん」 「口を開けよ…余の舌を迎えいれろ」 碧は唇の力を緩め、口内への侵入を許した その舌は熱く、碧の口内を蹂躙した 腰に響くような快感に碧は果てたばかりの股間を再度膨らませ、歓喜に息を弾ませた 「ん…んぁ…んっ」 一生懸命に善仁の口づけにこたえ、善仁の身を抱きしめた 善仁は舌を出したまま、碧の唇から離れた その間に渡る唾液の糸に碧は顔を朱に染めた 「善…仁さま、、?」 「余を受けいれるか?否か?」 拒否権などあるはずがないのに、善仁は欲しがらせようとわざと尋ねた 「受けいれます。あなたが欲しい…善仁さまでいっぱいにしていただきとうございます。浅ましく思うこの気持ちを受け止めていただけたら…碧は思い残すことはございません」 「余の子を孕まぬまま黄泉へ行く気か?」 「孕む?本当に孕めるのでしょうか?」 「孕ませてみせよう。男御子を宿せ…さすれば、御台に次ぐ…もしくはそれをも越える地位となり得よう」 「善仁さま…」 「余の寵愛を一心に受け、子を育まれよ」 善仁は、再度碧のナカへ指を忍ばせた 「んんっ」 「この奥に余の子種をなみなみと注ぎ、いずれ子を成す…楽しみだ」 指を引き抜き、変わりに熱くそそり立つ雄をあてがいナカへ穿った 「あっぐっひーーっぁあーーーっ」 破瓜はあまりにも、つらく碧は泣いた 泣きながら足を突っ張り、両の手は空を切った 足には赤い液体がつたいその辛さを物語った 「痛むか?すまぬな…」 労わりながらも善仁は腰を動かした 「あ…ぅ、動かないで…」 「辛抱せよ」 善仁は碧の肩を抱き、その腰を打ちつけた 「あ…ぁあっ」 次第に痛みが快感へと変わる時がきた 「んぁっっ!善仁さまぁぁ」 「感じるか?」 「ん…っあ、はい…気持ちよぅございます」 涙を浮かべたまま碧はしきりに頷いた

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