7 / 15
初夜2
「面をあげよ。余が許した…問題はない」
善仁は布の切れ端で手を拭い、碧を手招いた
「気持ちよかったか?」
「はい…おそれおおくもその通りにございます」
「では…夫婦の契りを交わすとしよう。怖いか?」
「…はい。ですが、精一杯務めさせていただきます」
善仁は碧を布団へと押し倒し、唇を奪った
「…んはぁ…っん」
「口を開けよ…余の舌を迎えいれろ」
碧は唇の力を緩め、口内への侵入を許した
その舌は熱く、碧の口内を蹂躙した
腰に響くような快感に碧は果てたばかりの股間を再度膨らませ、歓喜に息を弾ませた
「ん…んぁ…んっ」
一生懸命に善仁の口づけにこたえ、善仁の身を抱きしめた
善仁は舌を出したまま、碧の唇から離れた
その間に渡る唾液の糸に碧は顔を朱に染めた
「善…仁さま、、?」
「余を受けいれるか?否か?」
拒否権などあるはずがないのに、善仁は欲しがらせようとわざと尋ねた
「受けいれます。あなたが欲しい…善仁さまでいっぱいにしていただきとうございます。浅ましく思うこの気持ちを受け止めていただけたら…碧は思い残すことはございません」
「余の子を孕まぬまま黄泉へ行く気か?」
「孕む?本当に孕めるのでしょうか?」
「孕ませてみせよう。男御子を宿せ…さすれば、御台に次ぐ…もしくはそれをも越える地位となり得よう」
「善仁さま…」
「余の寵愛を一心に受け、子を育まれよ」
善仁は、再度碧のナカへ指を忍ばせた
「んんっ」
「この奥に余の子種をなみなみと注ぎ、いずれ子を成す…楽しみだ」
指を引き抜き、変わりに熱くそそり立つ雄をあてがいナカへ穿った
「あっぐっひーーっぁあーーーっ」
破瓜はあまりにも、つらく碧は泣いた
泣きながら足を突っ張り、両の手は空を切った
足には赤い液体がつたいその辛さを物語った
「痛むか?すまぬな…」
労わりながらも善仁は腰を動かした
「あ…ぅ、動かないで…」
「辛抱せよ」
善仁は碧の肩を抱き、その腰を打ちつけた
「あ…ぁあっ」
次第に痛みが快感へと変わる時がきた
「んぁっっ!善仁さまぁぁ」
「感じるか?」
「ん…っあ、はい…気持ちよぅございます」
涙を浮かべたまま碧はしきりに頷いた
ともだちにシェアしよう!