64 / 67

17

side. Kentarou 「つッ……中、スゴすぎっ…!」 まだ半分も収めちゃいないって言うのに、 この快感は…半端ない。 オレだって童貞。 自己処理ならお手のものだけど…先輩の中はそんなレベルの話じゃないから。 油断したら、ソッコーで持ってかれちゃいそうだ…。 「いッ……っ…!」 「せんぱっ、へーき…?」 思わず顔を歪めた先輩に、 侵入をストップさせたら無言で制されて。 オレはゆっくりと慎重に、奥へと挿入を進める。 一番の難所、亀頭部を飲み込み、中ほどまで到達して。 ここまでくれば先輩も少し呼吸が安定し。 楽になってきたみたいだった。 「ハァ…大丈夫、先輩?あと……半分くらい、だよっ…。」 そう声を掛ければ、煽るように強気な台詞を返す先輩。 「い、から…さっさと入れろッ…」 そんなこと言われたら、マジ余裕なくなっちゃうよ…。 「…ぁ……芝崎…?」 まんまと無自覚で小悪魔な先輩に(そそのか)されるオレは、グイッと先輩の膝を擡げ広めに割開くと… 「ちょ……ひっ…ああアァ────…!!!」 ズブンッと勢い良く、残りの全てを突き挿した。 「あぁッ…ハァ…ぁ…ッ……!」 同時に先輩の性器から、ビュクンビュクンと(ほとばし)った白濁。 オレの雄で一気に突いたソレは、前立腺を見事に射抜き… どうやら先輩は、その刺激のみでイッてしまったみたいだ。 コレって確か───…なんて言ったっけかな…? 「……大丈夫ッス、か…?」 一応聞いてみた。 確信犯なんだけどね…。 「……最悪。」 そう言う先輩も、充分サディストだよね…。 「あのね、先輩…?イかせちゃった後でなんだけど、さ…」 オレはもう、我慢出来そうにありません。 「……動いて、い?」 首を傾げ訴えれば、勝手にしろとのGOサイン。 ここぞとばかりに、オレは行為を再開した。 「あっ、ハァッ…あぁッ…!!」 今し方射精したばっかの、先輩の身体は敏感で。 色めいた反応を如実に示す。 最初は緩やかに、中を傷付けぬよう注意しながら… 徐々に加速させていく。 たまにイイトコロをガツンと狙い撃てば。 先輩は顔を火照らせ鈴の音で喘ぎ。 その都度オレの性器はグンと硬さを増していった。 先輩の柔らかなお尻に腰を打ちつける度。 パツンと互いの肉と骨がぶつかり合う音や、秘部と性器を繋ぐソコへと纏わりつく、卑猥な粘着音が… リアルに室内へと響き渡り、悪戯に聴覚を犯していく。 先輩とイヤラシイ事をしているんだと言う、 背徳心さえも興奮を駆り立て… 全てを満たし、オレを沼の深みへと(いざな)った。

ともだちにシェアしよう!