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side. Kentarou
何より嬉しかったのは、先輩が感じてたこと。
普通に男女間の行為であっても、
初エッチは大体失敗するって言うくらいだし。
情けない結果で終わるんじゃないかと、
半分は覚悟してたんだけど…。
オレと先輩は今こうして、確かにひとつに繋がっていて。
オレが奥へ突き進む度、
二度もイッた筈の先輩の性器だって、緩くも未だ興奮して…勃ち上がろうとしてる。
表情だってヤバい。
赤く色づいて汗と涙に濡れ、オレをその潤んだ瞳の中へとガッチリ閉じ込める。
加えて喘ぎ声は、むしろ気持ち良いのかな…?
艶を馳せ、まるで歓喜してるようだったから。
先輩の反応全部が、オレの心を鷲掴んで離さないんだ。
「はぁッ、気持ちイっ…?ココ、また勃ってるよねッ…!?」
わざと見せつけるよう、下半身を持ち上げてみせる。
先輩にも見えてるんだろうか…
半勃ちした自身と、オレを飲み込む結合部。
まるで欲しがるみたいに、オレを咥えグチグチと涎を垂らし。もっともっとって…先輩のソコが泣いてせがんでるみたいだ。
「ンッ、やめ‥ろ、ば…───ああッ…!!」
もう強がる余裕なんて与えてあげられない。
オレだってギリギリなんだから。
先輩にもそんぐらい、どっぷり溺れさせてやりたいよ…
オレは挿入を早め、意図的に内のしこりを狙い打つ。
そうすればクールで綺麗な仮面が易く剥がれ堕ち。
無意識に腰を浮かせ、先輩は女の子のように黄色く鳴き始めた。
「ねッ…教えて、先輩?気持ちイイ、のっ…!?」
意地悪いようだけど…
そこはちゃんと知りたいから、再度問えば。
「当たり前、だろッ……おま、えはッ…?」
「ッ…!…も、イイに決まってるっしょ…!!」
静かな夜に響く、いかがわしい行為の音。
先輩に更なる刺激を与えるため、腰を振りながら手を伸ばす。
「あぁッ!そん……ンああッ───…!!」
秘部にオレを繋ぎ、手で前を扱く。
どちらともなくグチュリと濡れた音をたてて、
ソコは極上の蜜で溢れかえっていた。
感じてる。
確かに先輩は、オレとのセックスで満たされている。
こうして愛しい人とひとつになれるって事が、
こんなにも幸せなんだって…
「あっ、はぁ…ンッ、あ…!」
「ッ…先輩、先輩ッ…!!」
ぎゅっと窄まる先輩の体内に。
一心不乱、自身をこれでもかと突き立てる。
すると理性を飛ばした先輩は、揺さぶられながら頭を擡げ…ゆっくりと口を開いて。
「しば、ざきッ…。」
「ハァ…な、にっ……?」
「な……え…っ…」
“名前を呼んで”
「ッ…─────!!」
そんな淫らな顔して、上目遣いで懇願されたら。
(もう、ヤバいよ…)
ホント、敵わないなぁ…。
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