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十八日『いい部屋の日』
「ただいま、お?」
信周は部屋を見渡した。いつもはごっちゃり散らかっている部屋がすっきりしている。
「お帰り、ノブくん。見て見て、俺今日ちゃんと片付けたんだよ」
「へえ、綺麗にしてんじゃん。頑張ったな」
「えへへへ」
晴日は嬉しそうに笑う。信周が感心したのもつかの間。次の瞬間。
「ああ、疲れちゃった」
晴日は靴下を脱ぐと丸まったままぽいぽいっと床に放って、ぽふんとソファーに寝転がった。こうしてまた、部屋は散らかっていくのである。
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