19 / 368

十九日『カラオケの日』

「め〜〜ぐ〜る〜〜め〜ぐる〜季節の〜中で〜」  久々のカラオケ。晴日の柔らかい声が優しくメロディを紡いでいく。晴日の十八番はもちろん……。 ――しかし、何で松山千春なんだ?  渋い選曲に首を傾げつつ、信周はひたすらタンバリンを振る。

ともだちにシェアしよう!