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七日『夜泣き改善の日』
ひっ、ひっ、としゃくり上げるような、苦しそうな声が聞こえて信周は目を覚ました。
「……ハル?」
隣に寝ているはずの晴日がいない。慌てて布団をめくると、晴日はなぜか信周の足の下敷きになってうなされている。
「あ……ごめんな」
信周は急いで足をどけ、晴日を枕に戻してやる。すーっと大きく息を吸って眠り続ける晴日を抱きしめるようにして、信周は再び横になった。
晴日の寝相は元々あまりよくない。こうしてたまに驚かされることもあるけれど、もう信周の対応も慣れたものだ。
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