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八日『柴犬とおっさんの日』
わんっ
「ひぃっ」
驚いた晴日は咄嗟に信周の腕にしがみついた。小さい頃に追いかけられてからというもの、犬が苦手だ。
「あんな小っちゃいのも怖いの?」
「そ、そんなことない。ちょっとびっくりしただけだもん、全然怖くない」
信周に掴まったまま、晴日は怖々後ろを振り返る。可愛い柴犬はおじさんにリードを引かれて遠ざかっていった。
【参照◇一月十六日『ヒーローの日』】
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