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十七日『恐竜の日』
「ノブくん、俺お茶買って来たんだ。明日会社にも持って行く?」
「お、いるいる、サンキュ」
信周が振り返ると、晴日はペットボトルをエコバッグからテーブルに並べているところだった。
「そんなに買ったの? 安かった?」
「ううん、えっとぉ……あのね、これおまけだったんだぁ、えへへへ」
嬉しそうに笑う晴日の手のひらには小さな恐竜のフィギュアが乗っている。
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