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二十八日『四葉の日』
「うわ、ラッキー。見て、四つ葉ぁ」
ふと晴日が立ち止まった。足元にはシロツメクサがたくさん咲いている。
「ハル、ここにもあるぞ」
「ほんとだぁ、あ、こっちにも」
たくさん摘んで帰った幸せの四つ葉のクローバー。空き瓶に生けて窓辺に飾る。
「幸せがいっぱいだね」
「だな。俺、ハルと一緒にいられて最高に幸せだぜ」
「俺もぉ。んふふ」
信周が晴日の肩を抱く。二人は見つめ合って笑うと、そっと唇を合わせた。
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