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三日『掃除の日』
晴日は自分の部屋を掃除していた。いや、掃除というより探し物である。
「あ、あった」
晴日が本棚の隅から取り出したのは一冊の日記帳だった。すーっと大きく深呼吸を一つ。覚悟を決めてぱらぱらと中をめくり始めた晴日の顔が見る間に引きつった。
「うっわぁ……やばぁ……」
中学生のころに書いていた日記。一面に書かれた「のぶくん」の文字、信周の似顔絵、そして数々のポエム……。
ふぁっと息を吐いて日記帳を閉じると、晴日はまたあちこち部屋を漁り始めた。
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