140 / 368
十九日『ボクシングの日』
ベッドで俯せになって動画を見ている信周を見て、晴日はにやりと笑った。後ろからそっと忍びより、驚かせてやろうとぴょんと飛びつく。
「ノーブーくんっ」
「ぬあっ?」
ゴッ
驚いた信周が勢いよく振り返ったその直後、頬に見事な肘打ちがキマって、晴日はベッドの下に転げ落ちた。
「ひぃっ……」
「うわあ、ハルごめんっ」
いたずらは失敗。涙目になった晴日を、信周があたふたと抱き締める。
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
140 / 368
ともだちにシェアしよう!