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二十四日『伊達巻の日』

「ノブくんじゃあね、俺先に出るね」 「おう、行ってらっしゃい」    クリーム色のTシャツの上に、茶系のカーディガンを羽織った晴日がバタバタと家を出て行った。  ――んー、あの色何かに似てるんだよな……何だ?  カシャンと静かに閉まった玄関のドアを見つめて、信周は首を傾げる。
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