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三十日『ハーフタイム・デー』

「いよいよ一年も折り返しかあ。やり残しがないように過ごさなきゃな」 「ノブくん何かやりたいことでもあるの?」 「あるぜ、いっぱい」  信周は晴日をじっと見つめる。 「ハルにメイド服とか着せたいし、裸エプロンで料理作って欲しいし、あとほら、この間ハルが喜んでた赤紐……おわっ」 「のっ、ノブくんの変態っ」  晴日は赤い顔で叫ぶと、抱きしめていたクッションを力いっぱい信周に向かって投げつけた。

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