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二日『宝くじの日』

 いつもは通り過ぎるだけのスーパーの宝くじ売り場。今日はなぜだか妙に気になって、晴日は立ち止まった。少しだけ迷ったけれど、スクラッチくじを2枚だけ購入してみる。その場でさっそく削ってみた晴日の目がまん丸になった。 「うそぉっ、当たり? え、ほんとぉ?」  思わず声が出た。  ――やったぁ、わぁどうしよっかなこれ。お肉のいいやつ、買っちゃおっかなぁ。    すぐに換金した二千円を握りしめ、晴日は足取り軽く精肉コーナーへ向かった。  

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