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十一日『たんぱく質の日』
晴日は自分の二の腕の肉をぷにぷにと摘まみながら、信周の飲んでいるプロテインを指さした。
「ねえ、それ飲んだら俺も筋肉つくかなぁ?」
「え、ハルも飲みたいの?」
「うん、ノブくんムキムキでかっこいいもん」
普段から筋トレをかかさない信周の体はすっきりと引き締まっている。信周は「こんなのよりさ」と言ってにやりと笑った。
「そんなにたんぱく質摂りたいんなら、俺が直接中に注いでやるよ」
「ふぇっ? ノブくんっ?」
あっという間に信周に押し倒され、晴日は驚いて手足をじたばたさせた。
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