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十二日『宇宙の日』
「ノブくん来てっ、UFOだよ早くっ」
興奮した晴日の叫び声が聞こえてくる。信周はゆっくりとベランダへ向かった。
「どうせ飛行機か何かだろ、そんなわけあるはず……は、嘘だろ? な、何だこれっ」
一直線に夜空を横切る無数の光。こんなの今まで見たとがない。まるでUFOである。信周と晴日は並んで夜空を見上げた。
数日後、二人はニュースでその光の正体がスターリンク衛星であることを知るのである。
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