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十七日『キュートな日』
「ノブくんのナポリタン美味しい」
信周が作った朝食はナポリタン。晴日はいつも嬉しそうに信周の作った料理を食べる。本当は料理にはあまり関心がないのに信周がときどき料理をするのは、晴日のこの笑顔を見るためだ。
「可愛いなあ」
「ん?」
うっかり声に出ていたらしく、晴日がきょとんとして信周を見上げた。
「ついてる、真っ赤」
信周は笑いながらティッシュを取って、晴日の口の周りのケチャップをを拭いてやった。
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