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十七日『オンラインゲームの日』

 晴日はソファーに寝転がって通話しながらゲームをしていた。相手はゼミの友達だというけれども……。 「いつまでやったら気が済むんだよ」  ようやく通話を終えて起き上がった晴日の前に信周が立ちはだかる。 「だってあのね、俺がなかなかクリアできないって言ったら一緒にやってくれるって……っ、んぅ」    言い終わる前に信周の唇が晴日の唇をふさぐ。晴日は信周に抱き締められたまま、再びソファーに体を沈めた。

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