292 / 368
十八日『ミニスカートの日』
めっきり涼しくなり、洗濯物が乾きにくくなった。おまけに昨日はあいにくの雨。脱ぎ散らかしていた服を拾い集めて一気に洗った晴日は着るものがない。
「えへへ、借りちゃった。俺の服どれも乾いてないんだもん」
帰宅した信周を晴日が無防備な姿で出迎えた。オーバーサイズの信周のTシャツは、晴日が着るとまるでミニスカートのワンピースのように見える。
「ごはん温めるね」
くるりと向きを変えて、晴日はキッチンへ。信周の視線は尻が見えるか見えないかのぎりぎりのラインに釘付けだ。
ともだちにシェアしよう!