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二十六日『いいチームの日』

 信周はバイトに行った晴日の帰りを待っていた。テーブルの上にはおでんの入った容器。さっきふらりと立ち寄ったコンビニで注文したものだ。晴日の大好きな卵と餅巾着とロールキャベツ、自分用に大根、牛筋、昆布巻き。 「ただいまぁ……あっ、おでん」 「おかえり、ハル……あれ?」  おでんが二セットに増えている。 「ハルも買ったの? 俺もさっき買ってきたとこ」 「ね、ね、中身も同じだよ」  以心伝心。二人は顔を見合わせて笑い出した。  

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