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三日『カレンダーの日』
「もうすぐ今年も終わっちゃうね」
晴日はしみじみとカレンダーを見つめた。予定がいっぱい書き込まれている。隣の信周にもたれるようにして、晴日は楽しかった日々に思いを馳せる。
「いっぱい楽しかったねぇ」
「ん、そうだな。だって俺たち、毎日が記念日だもんな」
「毎日、記念日?」
信周を見上げ、繰り返す晴日。
「そうだろ?」
信周も晴日を見つめる。晴日は嬉しそうに「うんっ」と大きく頷いた。
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