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二十三日『不眠の日』

「……ノブくん?」    一足先に風呂から上がった信周を探して寝室へ。ベッドからは規則正しい寝息が聞こえてくる。   「ふふ、寝ちゃってる。今日は寝かせない、なんて言ってたのに」  晴日はじっと信周の寝顔を見つめた。信周が本当は疲れているのなんて知ってる。くすりと笑って晴日もベッドに潜り込んだ。信周の匂いが嬉しくて、晴日はぎゅっと信周にくっついて目を閉じた。  

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