僕をあっくんがギラつく眼差しで見つめている。僕はその獣じみた雄々しい眼差しに囚われて、痺れる様な気がした。すっかり蕩けさせられた僕のあそこは、もう今すぐにでもあっくん自身を呑み込みたくて疼いた。 「ああっ、あっくんお願い。きて…。」 　あっくんは僕の窄みに焦らす様に繰り返し擦り付けていた重たいそれを、息を止めながらゆっくりと押し込んで来た。僕には大きいあっくんの昂りは少し苦しくて、僕はあっくんの息を吐いてという囁きに励まされてようやく受け入れた。 「理玖、入り口は入ったよ。もう苦しくないからね…。」 　そう言って僕が馴染むまで動かずに身体中を口づけるあっくんの優しさに、僕は自分の奥が不意に柔らかく緩むのを感じた。 「…理玖？」 　僕は止められない疼きが奥から湧き上がってくるのを感じて、戸惑いと気持ちよさの間であっくんに縋った。 「あっくん、僕なんか変…。あ、あん。もっと奥にあっくんちょうだい…。」 　あっくんは一瞬息を止めて顔を顰めると、何かぶつぶつと言っていた。そして僕を抱き締めると、ぐっと僕の中へあっくんの逞しいそれを押し込んできた。僕はその瞬間、背中が反り返る様なじっとしてられない気持ちよさに押し出されて、あっくんにしがみついた。 　気がつけばあっくんは僕をゆっくりと揺さぶっていて、僕の口から溢れるのは甘い喘ぎしか無かった。あっくんは額から汗を垂らして見たことのない色っぽい顔で僕を見つめていた。 　僕はあっくんと結ばれたことが嬉しくて、多分微笑んでいたんだと思う。あっくんは急に僕を貪る様に口付けると、僕の口の中に舌を突き入れて、まるで僕は上から下から同時に攻め立てられてる様な気分で益々興奮が止まらなかった。 「理玖…、理玖っ！」 　耳元であっくんが僕の名前を呼べば、僕は身体の奥を突き上げるあっくんを必死で離さない様にしてしまって、僕はあっという間に目の前がチカチカする様な痺れる快感へ放り出された。 　あっくんが耳元で呻きながら、容赦のない突き上げを始めて、僕は高まった身体が下りてくるのを許されないままいき過ぎた快感に翻弄された。 「ああああっ、あっくんっ！だめっ、こわいっ！いっ、いってるからっ！あーっ！」 　僕はもう言葉にならず、自分の声じゃないみたいな嬌声を聞きながら、大きく呻くあっくんから解き放たれるその飛沫を身体の奥で受け止めていた。お互いにビクンビクンと震えるのが、朦朧とする意識のどこかで僕にあっくんを刻みつけられた証拠の様な気がして、僕は口元が緩むのを感じた。