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第74話 ご褒美※
あっくんをベッドに押しつけて、僕はゆっくり指先であっくんの胸元を引っ掻いた。いつもあっくんに訳わからなくさせられていた僕は今、あっくんを支配しようとしている。僕の顔を凝視しているあっくんは、興奮しているのか時々ゴクリと喉を鳴らす。
ああ、あっくんからいい匂いがしてきて、僕を堪らない気持ちにさせるんだ。僕は指先を震わせながら、あっくんのTシャツを脱がせた。あっくんが妙に協力的なのが少し面白くてクスクス笑ってしまった。
僕に手を伸ばして抱きしめようとするあっくんの手を、僕は部屋の椅子に掛けられた制服のネクタイで縛った。縛った手を頭の上に上げさせて、僕はゆっくりあっくんに見せつける様に跨ったまま自分もTシャツを脱ぎ捨てた。
あっくんのギラつく眼差しが僕の胸元へ向いたのを見て、僕はゆっくりと両手で自分のちくびを撫でたり、摘んだりして見せつけた。僕はあっくんに開発されているので、自分で触っても結構気持ちよくなってしまうんだ。
あっくんは 僕が胸が弱いのを知っているので、僕が呻きながら痴態を見せつけているのを、口を開けて見ていた。僕はちょっとした悪戯心で、あっくんの唇に自分の胸の尖りを押し付けた。
あっくんは興奮気味に僕のちくびを舐め回して、吸って、甘く噛むので、僕は大きく喘いでしまう。すっかり濡れた僕の昂りと窄みは下着をぐっしょりと濡らしている。
僕は物足りなさそうなあっくんから自分の胸を取り戻すと、膝立ちになってゆっくり下着を下ろした。そしてゆっくり僕の下半身を見せる様に脱ぐと、あっくんの猛り切った昂りが下着を押し退けて飛び出ているのを見た。
「あっくん、随分お行儀が悪いんだね?僕が躾し直してあげる。」
僕はどうしてこんなセリフが口から出てくるのか訳が分からなかったけれど、煮えた頭ではもう理性は細くなっていたんだ。
「理玖、お願いだ…。ネクタイを解いてくれ。理玖を可愛がりたいんだ。」
僕はチラッとあっくんを見ると、起き上がってあっくんを見下ろした。
「せっかくあっくんのあそこを躾けてあげようと思ったけど、気が変わっちゃった。…あっくん見てて。僕があっくんを可愛がるところ。いい?」
あっくんが戸惑った顔をしているのが楽しくて、僕はいそいそとあっくんの下着を脱がせた。そこでもやっぱり協力的なあっくんに少し笑いながら。
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