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番外編1 生でシていいよ(1)★

「そうやってゴム処理してんの、ヤッてんなーって感じでエロいよな」  ある日の放課後のこと。  明は千佳を家に連れ込み、いつものように自室で行為に耽っていたのだが、ふとそのようなことを言われて目を丸くした。  明の手にあったのは使用済みのコンドームだ。ティッシュに包まれたそれを、千佳が興味深そうに見つめているものだから、なんだか変な気分になる。 「……ジロジロ見んなよ」  言いつつコンドームをゴミ箱に捨て、ベッドの上に座りなおす。  隣で胡座をかいていた千佳は、おもむろにこちらへと身を寄せてきた。瞳にはイタズラっぽい光が宿っていて、なんとも楽しげである。  きっと、ろくでもないことを考えているに違いない。そう思って警戒していると、案の定だったらしく、千佳は明の股間に手を伸ばしてくるのだった。 「へへ、明のフニャフニャだ」  何をするかと思えば、萎えた状態の陰茎をパクッと口の中に咥えられた。これには明も面食らって、すぐさま千佳の頭を掴む。 「おい、何してっ」 「ん~? 舐めて綺麗にしてあげようと思って……お掃除フェラっての?」  相手の態度を見ていれば分かる――完全に悪ふざけの延長なのだろう。だが、そんな可愛らしいものではない。 「んっ、は……もうデカくなってきた」  舌先をチロチロと動かしながら、千佳が上目遣いでこちらの様子をうかがってくる。言うまでもなく、明の分身はあっという間に大きくなり、彼は嬉々としてしゃぶるのだった。 (クソッ……)  根元まで呑み込まれ、じゅぶじゅぶと音を立てて出し入れを繰り返される。千佳の唇からは唾液が滴っており、それがまた卑猥で興奮を煽った。  こんなの反則だ。ただでさえ、煽情的な光景を見せつけられているというのに、ぬめりとした温かな感触が気持ちよくてどうしようもない。千佳の手腕はたどたどしいものだけれど、彼に口淫されているという事実だけで達してしまいそうになる。 「もう口ン中、収まんねーや。……なあ、これ欲しいんだけど」  完全に勃起したところで、千佳が口を離した。  彼はとろんと蕩けた表情をしており、下腹部の方もすっかり昂らせているようだった。 「お前、フェラしながら勃ててたのかよ」 「こんなのムラムラするに決まってんだろ? いーから早くヤろうぜ」  千佳は膝立ちになって、明の肩に手をやりつつ跨ってくる。  しかし、その前に言わなければならないことがあった。

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