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第1話俺はお前の1番の親友
ずっとずーっと好きだった。
小学校から今日までいつも一緒だった。
放課後グラウンドでサッカーして遊んだり、休み時間は机を囲んでくだらない話をして笑いあった。
用事がない時は大体帰りは一緒に帰って、
カバンを置いたらすぐどちらかの家に行きゲームをした。
夏休みは家に泊まりでアニメを夜中まで一緒に観たし
お昼も屋上で寝転がりながら一緒にパンを食べた。
「お前は俺の1番の親友」だとか
「俺この先もお前とずっと一緒にいるだろうな」とか
そう言われる度に、俺はホッとし、襟を正す。
好きなんだ、お前が好き。
ずっと前から好きなんだ。
親友のフリしてるけど
本当はお前が言ったら引くようなこと考えてる。
休み時間に机を囲んでくだらない話をしてる時も、こっそり唇を見ながらお前にキスされたいって思ってた。
屋上で寝転がりながら一緒にパン食べてた時も、
頭の中ではお前のその胸に俺は抱かれたいって思ってた。
お前に彼女ができる度、
彼女が羨ましくて羨ましくておかしくなりそうだった。
でも俺はお前の親友だから。
このままの関係でもずっと一緒にいられるなら
俺はこの恋心は隠し抜く。
そう思っていたのに
「大学行ったら一緒に住もうぜ」
って、
俺は親友のフリをし続けられるのだろうか・・・
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