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身体検査

迎えた翌日、悠介はドキドキした気持ちを抑えられないでいた。 検査室と書かれた部屋の中央に存在感たっぷりのあの椅子…いわゆる内診台 産婦人科以外にもあるのか、アレ。 だけど、なんか違和感。 なんだろ? (ベルト!?) なんだか…めちゃくちゃ興奮する。 手首、腰、太腿、足首…それぞれにあたるとこにベルトがつけられている 「あ…あの、先輩?」 「どうした?西園寺先生」 「その…今回の検査って」 「ああ。きみははじめてだな?びっくりしないように先に説明しておくが…あの椅子に固定して性的反応をしやすい場所を刺激してその反応を見る」 「性的反応って…」 「今日の子はおとこのこだからまず、陰茎…乳首、口内、そして前立腺。これは尿道からと直腸からと両側を刺激する」 「それって…訴えられません?」 「この科だけは特殊だから。それが前提で入院してきているから問題はない」 マジか…。やっぱりいかがわしい検査だった。 見学して大丈夫か?俺 でも後戻りはもうできない 「不測の事態に備えてモニターはつけるが急変の恐れがあるから見学と言えど十分気をつけるように。後はよほど無いが突然爆発的なヒートを起こす子もいる。βの俺らでさえも惹きつけるようなやつだ」 「そうしたらどうなるんです?」 「緊急抑制剤を投与するが効果がない場合にはうちの病院が独自に開発したαバイブを挿れて興奮を抑える。すごい光景ではじめは驚くが…俺はもう慣れた。まあ百聞は一見にしかずだ。見りゃ分かる」 「習うより慣れろってことですね?」 「その通り。しかし…遅いな」 江東睦月…この時すでに5分の遅刻である ごねてたりするのか?

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