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身体検査2

「江東さーん。検査室、行きますよ?お着替えは…できてます?」 「う…ぁ、はい…でも、これって丈あってます?」 睦月は慌ててベッドから降りて床に立ち上がり、おしりがようやく隠れるどうかの丈の検査着が気になって必死に下に下げていた。 「合ってますよ〜?あんまり長いと検査しにくいですからね。じゃ、ちょっと失礼…」 「へ?」 榊はにゅっと睦月の方なや手を伸ばして検査着の裾に手を入れ、触れる布の感触に大きな声をあげた。 「あっ!ダメじゃないですかっ!!」 「え?な、何?」 「江東さん、パンツ脱いでませんよ?」 「で、でも!スースーして落ち着かない」 「どうせ脱ぐんです」 榊は座りこみ、ずりっと睦月のパンツを下に下ろした 「うわっ」 「はい、右足あげてー」 「え?あ…はい」 榊の勢いに負けて睦月は言われる通りに足をあげた。 「反対ー」 「はい」 榊は取りさった睦月のパンツを当然かのように白衣のポケットにしまった。 「え…ちょっ…オレのパンツ……」 うわ…パンツ…取られた。 しかも、ポケットに…しまっちゃうんだ? 「パンツは終わったら返しますね」 榊はパンパンとポケットを叩いてみせた 「う〜…榊さん…強引。だいたい着替えしてから行くって何で?」 「いろいろあるんですよ。いざ、検査室行くとみんな怖がって脱がないんで」 「え?」 「大丈夫。みんな通ってる道ですから」 ニコニコと微笑みながらいう榊の雰囲気が何というか…怖い。 説明は聞いたけど…椅子状の検査台に座って性的反応があるかどうか調べるって…どういう意味だろう? 「さあ、行きましょう」 行っちゃダメな気がする。 なんか本能がそう言ってる… 「ちょ…っと…待って…やっぱり」 「江東さんっ!あなた25でしょ!怖がってちゃダメっ」 「年齢関係なくないですか?」 なんだかイラッとして思わず低い声が出る 怖いもんは怖い… 「早熟すぎて入院してきた10歳の子もいます。その子がやれたんだからやれます!」 「痛いことしません?」 「なんとも言えません。個人差があるんで。でも、検査が気持ちよくて泣いちゃう子もいるんで大丈夫です」 「気持ちいい!?」 「まあ…そうですねぇ。性的反応を見たいんで気持ちよくなっちゃう子もいますよ。ってあーっ5分超過です!早く行きましょう」 慌しく、睦月は榊に手を引っ張られ廊下を走るに近い形で検査室へと引きずられていった

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