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身体検査3

案内されたそこは見るからに異質な空間で睦月の顔はひきつった。 何あの椅子?やな予感しかしない… 「患者さん入られまーす」 「はい、お願いします。江東さんまずはこの椅子に座りましょう」 優しそうな口調で話す白衣を着たダンディーなおじさんが椅子を指し示し、睦月は不安で榊を見 「座るだけ?」 怯えながら尋ねた。 「だよ。江東さんは座ってるだけで大丈夫。寝ててもいいですからね」 榊は睦月の腕を引っ張り椅子に座るよう誘導し、作業台の上のバーコードを読む機械で睦月のリストバンドを読み取った。 「本人確認okです」 榊によって椅子に座らされると部屋の隅にいる男と目が合った。 あいつだ。この間のいけすかないやつ。 にこやかに手、振ってるし… やっぱり嫌い パチン… 「え?」 「あ、ベルトですね。椅子動くんで危ないですから」 「え?榊さん…え…ちょっと」 「先生手足だけでいいですかね?体幹どうします?」 「とりあえずはいいかな。んじゃ始めていきまーす。椅子動くよ〜」 何を始める気? 「わっ」 ウィーンと音を立てながら後ろに倒れ上昇しながら向きが変わり、股が割り開かされていき睦月はうろたえた 「見…見えるっ。パンツ履いてないから丸見えっ」 「そういう機械だからね。恥ずかしくないよ〜大丈夫」 先生は軽い口調で話し、睦月の太腿をトントンと叩いた。 閉じたいのに閉じれない…っ恥ずかしいっ なんで男3人の前でこんな股おおっ広げにしなきゃいけないんだよ! 「ん〜…視診した限りでは性的反応は無いな」 「ですね。早い子なら診るだけで勃っちゃいますから」 「まずはペニスからいこうか」 「江東さん、先生が触診されます」 触診って…何?睦月は椅子に座ったことを後悔し、次にされることに怯えた。

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