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欲に耐える悠介

ブィーンブィーン… バイブの音と睦月の泣く声が部屋内に響いていた。 「…っん…っひく…いやだ。痛い…痛いよ。許して…もう抜いて…っ痛いのやだぁ…っ」 「はいはい、辛いですね?江東さん。先生、この子なかなか手強い感じ?」 「そうだね。たいがいの子は5分もすれば陥落(かんらく)して。このバイブにメロメロになるんだがね」 「江東さん、もう少しリラックスしましょうよ。そんなに体をこわばらせてたら痛くないものも痛く感じちゃいますって。本来はこのバイブ、めちゃくちゃ気持ちいいものなんですからね?」 「無理ぃーっ。嘘だーっっ」 本気で痛がる睦月の様子に悠介は興味を持ち、真剣に見つめ どういじればこの子はよがり出すんだろうか 気持ちよくなって、だらしない顔をして喘ぐ睦月を見てみたい… ごくんー… 悠介は生唾を飲み込み湧き上がる欲を感じ、拳を握り爪を手のひらに食い込ませて自分に痛みを与え自我を保った。

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