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使者への答え
「コレを付けなさい。なに、射精を禁ずる魔道具ですよ。」
その日の服は、豪奢で肌など少しも見えないが、前合わせの上着が少しでもズレてしまえば恥部が晒されるような、卑猥な服だった。
そして、付けられたのは乳首とペニスをつなぐ細い鎖。
乳輪から大きく摘まれ、萎えたペニスに細い金属を穿たれ柔らかな革の何かを巻きつけられた。
コリコリと胸からいつまでも手を離さない大臣が、悪臭を撒き散らす口を近付けて来たのに、息を止めながら顔を向けて口付けた。
「次は貴方の国のお使いという方とお会いするのですよ。貿易の再開と関税の引き下げを促進したいとの事でした。」
「こ、このような格好で…クッ、あ。」
楽しみでしょう?と、腫れた乳首を引かれても、ニヤニヤ笑う顔から目を逸らす事しか出来ず、服を戻される。
「さあ、こちらに。」
歩けばペニスの重みと揺れが、散々に嬲られた乳首に響く。
…父に、心配はかけたくは無い。
「ああ、コレを忘れていた。」
それは、張り型だった。
「な、そんな、む、無理です!こ、これだけでも…。」
「それなら、私も使者殿にそう言いましょう。」
「そ、そんな…、、」
「なんと、答えて欲しいのですか?」
宰相は手にした張型を振動させ、ウネウネと動く様を面白そうに見ている。
私に、選択肢など…。
「クッ…、、是非…、よ、よろしく、お願い…します。」
張型など…、、いくらでも…。
「ヒヒッ、いいでしょう。さあ、尻を出しなさい。ああまずはわしが慣らしてやろう。良く見えるように開くのだ。ん?返事は。」
「よ、よろしく、お願い致します…。」
唇を噛み締めて双丘に手をかけ、開いてゆく。
視線が、蛇のように這うのを感じる。
「ほほ、貴方は覚えが早くて良い。おや、赤く腫れてしまっておりますから、わしが薬をお塗り致しましょうなあ。」
「はい、ありがとう、ございます。」
トロリと何かが垂らされ、慣らされもしない後口に、熱いペニスが当てがわれた。
グチッ…、ヌチ、ぬち…
治癒の掛けられた後口の入り口と、痛みの記憶がこじ開けられる。
恐怖するスウェインの腰を、宰相が掴んだ。
「傷があると悪いですからな、念入りに、奥まで…ヒヒ!」
ズズ…、ズブズブ…ズヌヌ、ズパン!
「ヒッ、いああ、い、ああああ!!」
奥まで一気にペニスが突き立てられた。
衝撃と痛みに涙が溢れる。
「どうじゃ、ありがたい薬じゃ。」
ハアハアと耳のすぐ後ろで、熱く早い息が吐かれ、グヌグヌと揺らされる。
「ああ、や、痛い、う、ごかないで、アア、やめ、、おやめ、下さい、いやあ…。」
「そのように、答えればよろしいのですな?」
「あ…、、あう、…お、、お願いします。どうぞ、宜しく、お願い、します…。」
ドチュ、ドチュ、ズパン!!パンパンパン…。
「ヒッ、痛い、お、お許し、を、アアア!ヒアアッ!」
ドクドクと中に吐き出された精の熱さにまで、体が反応する。
先ほどの薬が何かを知っていたとしても、既にスウェインにできる事はない。
ペニスを引き抜かれた真っ赤な後口に、張型が挿入された。
グヂュン!
ヴヴ…、、ヴーーーー!!!!
その刺激が快感だと、既に知っている体が期待に硬直し始める。
「ヒヒッ、其方はこのまま使者と会うのじゃ。せいぜい絶頂せぬようにな。」
「ヒッ、アッ、や、やあ、あうううう…、と、止めてえ…。」
「さあ、行きますぞ、シナラス国のスウェイン王子。」
歯を食い縛り、眉をキリリとさせて、スウェインは自国の使者との謁見に同席した。
張型の振動が強くなっても腹に力を入れて耐え、その顔を崩さずにその口元に微笑さえ浮かべる。
「関税を引き下げて欲しいとな?ふむ、だが、コチラも戦争の被害が大きい。生活が立ち行かぬ者もいると聞く。」
「それならば、一石二鳥というものでございます。我が国は貴国よりも安く物を作る事ができます。
関税を下げて頂ければ、貴国では更に安価な物を選ぶ事が可能に。
もちろん、品質は貴国には劣りましょうが、選択肢が増えるのは良い事でございます。安価な物をお求めになる方はこぞって宰相閣下に感謝なさる事と思います。」
「それも一理ある。ああ、王子は如何思われる。」
急にスウェインに視線が向いた。
ウウ…、、ヴヴ、ヴヴヴヴ!
「ッーー、、私は、さ、賛成で、ござい、ます。」
精一杯腹に力を入れて、息を深く吸って絶頂を耐える。
「せ、選択の自由は、富国の象徴。りょ、両国にとって、益のある事で、ございます。」
「ふむ、左様でございますなあ。まあ、ワシの方から議会に掛けてみましょう。成立の暁には、是非、よろしくお願いしますよ。」
「ああ、宰相閣下、ありがとうございます。こちらこそ、どうぞ宜しくお願い申し上げます。スウェイン殿下、なんとご立派に…。」
「さ、宰相閣下の、おかげで、ございます。み、皆に、よろしく…ッ、、お伝え…、下さい、ッ。」
和やかなうちに会談は終わった。
見送りに立ち上がったスウェインの椅子には、何かの液体が垂れていた。
ドアが、パタンと閉じた瞬間、
ヴィ、ヴィーーー!!!!
宰相が振動を最大にした。
「ハァアア!!アー、アアアー!!!」
「ほほ…、よくこらえましたな、そのように潮まで吹いて、なんと淫らな。」
「あっ、ああ、と、止めて…。」
「さあ、動きも加えましょう。」
「ぐっ、あ、や…、とめ…てえ、、クウウ、…アア、、……い、いく…、、ああ、だ、だめえ…。」
「我慢した分、大いに達すると良い。」
「ヒウ、クッアアア、やあ、アアアアーーー!!!」
「ヒヒ…、其方が悶える姿は良い。
さて、王子、わしにお茶を。先程は見事でしたのに、終わった途端にコレとはだらしない。王子たるもの、どんな快感でも耐えねばならないというのに。」
ビクビクと痙攣する体。
腹の中ではまだ、張型がグネグネと動きながら振動し、シコリを刺激する。
高い声と、腰が跳ねるのが止まらない。
それでも、宰相は無慈悲にもお茶を入れろと言う。
やっと、振動が弱くなり、動けるようになった。
ば、罰は、嫌だ…、、
奴隷が準備したワゴンには、既にポットがある。
紅茶の香りもする。
カップに注ぐ、だけなら…。
ワゴンに縋り付き、なんとか紅茶を注いだ。
「ど、どうぞ、お待たせ、致しました…。」
「ふん、快楽に抗う訓練が必要だのう。この位は絶頂していても出来るようにならなければ。まあ、良い。
ヒヒ…張型はそれほど良いか。」
宰相がソファに深く沈んで、足を開いた。
「咥えろ、こぼすなよ?」
「…ッ、、お、お情け、を…、ちょ、頂戴、致します…。」
指先が震えて下衣のキツイホックを外せず、何度も失敗する。
「早くせよ、それとも、罰が欲しいか。」
「あ…、や、ま、待って、とめて、…あ、、お、お許し、を、あっ、と、とめてえ、ッーー、アアン、アッアッアアアアッ!」
振動が強くなれば、絶頂は容易くやってくる。
「ふん、良い顔よ、ヒヒ、さあ、吸いつくのじゃ。」
目の前に曝されたペニスに、急いで吸いつく。
ジョボボ…、、
「あぐ、、ん…、んぐ、、ゴク…」
が、呼吸も身体も、思うように動かない。
「クフッ、ん、ゴク…、グフッ、グフッ!」
「わしの情けを漏らしたな?…罰じゃ!」
「あっ、あう、お、お許しを…、さ、宰相さま、どうか、お許しを…アグウ!!」
また振動が強くなった。
「わしの服を汚しおって!けしからん!…ヒヒ、痒い薬を塗るか…それとも、鞭打つか、…ん?何が良い、獣と交わりたいか?囚人共が良いかのう。」
「ハア、アッ、お。ゆる、し、を、ア、アアッアッアアーーーッ!」
「また絶頂したか、ヒヒッ!よし、絶頂の度にペニスを張ってやろう、尻もだ。せいぜい耐える事だ。」
ビシッ!!
「ヒャアア!!」
ハァ、ハァと荒い息を吐き、床に横たわる。
「さあ、次は耐えられるかのう…。」
ああ、そんな…、
「さ、宰相さま…、あ、ーーー、は、アッ!」
「スウェイン王子よ、使者殿を呼び戻しましょうか?」
「ハッ、アッ、だ、だめ、それ、は…、アア、アッ、や、アッ、抜いて、、アア、アアッーーーーー!!」
「ホホ…、どうやらその張り型がお気に召したようですな。」
ベチッ!
「ヒイイイ、ああ、や、やめて…、アッ、やだ、も、ああ、ああ、だめ、も、だめえーー!!」
「また気をやりおった。だらしない王子よ。」
床に這いつくばり、尻を高く上げさせられて固定された。
張型がググッと押入れられ、ペニスと膨らみを硬い何かが這った。
ムギュ…ググ…
「ッ!!!!!」
言葉になどならない痛みが、スウェインを貫いた。
靴の先で…、そんな、、
「ヒヒ、萎えぬとは、余程好きなようだ。それにしても、快楽に弱いのう。これは厳しく躾けねばならん。」
「や、いや、ああ…、さ、宰相さま、お、お許しを、も、もう、無理です、あう、や、ああああ!!」
「おや、わしがお前を立派な王子にしてやると言っているのだ。それを嫌だの無理だのと?」
「……ア…う…、、…いえ、…お、お願い、します…。」
「ほほ、よろしい。わしがお前を鍛えてやる、ヒヒ!次は、よくよく耐えるのだぞ?」
「はい…、よ、よろしく、お願い、します…。」
スウェインはその日、宰相の足元で絶頂しては痛みに涙を流した。
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