理性なんて一瞬で吹き飛んだ。 「・・・俺を手に入れたくて仕方ねーくせに余裕ぶってんじゃねーよ」 オレの余裕のなさを見破られてカッとなる。だがその後で・・・ 「さっさと挿れて俺をケンショーさんのものにしろよ。んで、身も心もあんたから離れられなくしてくれんだろ？」 えっ？！初めて名前呼んでくれた？しかも顔を赤くしてデレた？？！ 何これ？！可愛いにもほどがあるだろうよっ？！！ オレは番のツンデレ具合に完全にやられ、本能のままにアスミを貪り貫いた。 「うぐっ！！ひぁぁぁぁんっっ！！！」 アスミの悲鳴を聞いてもやめてやれねぇ。まっさらなアスミの体に負担をかけないよう、極力がっつかないよう、おちゃらけながらもゆっくりと事を進めていたのに。 もう無理だ。 　オレはアスミの足を折り曲げ抱きかかえ、ガツガツと腰を振る。だが、なけなしの理性を総動員し、痛覚を麻痺させる魔法を軽くアスミにかけた。強くかけると快感まで麻痺しちまうからな。 激しい抽挿で、バチュンバチュンと肌と肌がぶつかり合う音がツリーハウスに響き渡る。ギリギリまで引き抜いたモノで再度アスミを貫き、グリグリと奥を抉るように突き上げた瞬間、アスミの口から嬌声が漏れた。 「はぁっ！んんっ！！あっ、あっ、あぁぁぁぁぁぁぁっ！！！や、やだ、なんで？んんっ！奥、奥やぁぁぁ・・・」 「・・・そうか、アスミは奥を突かれるのが好きか？なら、ここは？」 少し腰を引き、途中にあるしこりを突いてやる。 「ひぃっんん！！！やぁぁぁぁ！！そ、そこも無理ぃぃっ・・・」 「どっちも好きか？感じてくれて嬉しいよ」 「な、なんでぇ？俺、初めてなのに・・・痛くて、俺の中がパンパンで・・・体も尻穴も裂けそうだったのに・・・あっ、あっ、あぁぁぁぁん！！やだそこ無理だって・・・ひぁぁぁんんっ！！」 「大丈夫だ。痛覚を麻痺させる魔法を軽くかけたからな。安心して感じてろ」 「・・・なら最初からガッツリかけやがれよっ？！このクソ狼っ！！！」 「いや、オレが最初にここに挿入った痛みは覚えておいて欲しいからな。それに強くかけると快感まで麻痺しちまう。ほら・・・ここがいいんだろ？あぁ、こっちも可愛がってやらなきゃな。こんなに尖って摘んでくれと主張してる・・・」 アスミの中のしこりを暫く擦りながら奥まで貫く。それと同時に、赤く色付きピンピンに尖った両乳首をキュッと強めに摘み、グリっと捻ってやった。 「いっ、いやぁぁぁぁぁぁぁっ！！！」 その瞬間、アスミの中が締まり、キュウキュウとオレのモノを締め付ける。 そしてオレの腹にモノを擦り付けようと、カクカク激しく動くアスミの腰。 「そうだよなぁ。まだ中だけじゃイケねぇよな。悪かった。全部可愛がってやるから一緒にイこうぜ」 オレはアスミの首筋や鎖骨を甘噛みしながら、片手で乳首をこね回し、もう片方の手でアスミのモノを扱く。それと同時に奥まで突き上げ、抉るように腰を使った瞬間、アスミが盛大にイッた。 「あっ、あっ、あぁぁぁぁぁっ！！そんなぜんぶむりぃ・・・イク、イク、イッ・・・ケン、ケンショー・・・あ゛ぁぁぁぁぁぁぁっっ！！！」 オレの腹に熱い蜜がドピュドピュとかかり、アスミの内壁がうねってオレのモノに絡みつく・・・その中をさらに激しく抽挿し、オレも自分の蜜をアスミの最奥にぶち撒けた。 「あぁ、オレの番・・・オレの唯一・・・アスミ、アスミ、ア・・・・」 　イッた瞬間に落ちてしまったアスミだが、中はまだオレをヒクヒクと締め付けたままだ。このまま何回でもヤレそうだったが、流石に目を覚ましたアスミにキレられるだろう。まぁ、今更かもしれないが。 渋々アスミの中からオレのモノを引き抜く。くっそ、全然萎えねぇわ。 アスミの裸体を見ながらもう一回抜いておこうかと思ったが、幸せそうに眠る顔を見ているうちにだんだんと落ち着いて来た。 洗浄魔法をかけてオレの木綿の服を着せてやる。 オレの番のツンデレ黒猫・・・ 　一目見た瞬間から手に入れないという選択肢はなかった。可愛いくて、愛おしくて・・・アスミがその気になるまでなんか待てなかった。 長年夢見ていた唯一の存在を目の前にして、我慢なんて出来るはずがない。 「絶対に離さないからな」 そう呟きながらアスミを腕に抱きしめて、頭を撫でながら番の寝顔を堪能した。 ーーーーーーーーー 　明日からは基本的に一日一話、二十時に更新します。 ルコ