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緊張

悦ぶ幸成の反応に康生は微笑み 「悦んでくれて嬉しいな。もっと気持ちよくしてあげるね」 「うん」 「ちょっと冷たいよ」 「ひゃっ」 「ごめんね。ローション使わないと痛いから我慢してね?」 と…いうことは… 康生さんの指を挿れられちゃうのかな? 緊張… 「幸成くん。大丈夫だよ。怖いことはしないから」 「う、うん」 「痛かったら言ってね?」 「はい」 おしりのナカに何かを挿れられるのってもちろんはじめてじゃない。何度もある。 けど…好きじゃない だって…痛いんだもん 怖い… 「幸成くん緊張してる?」 「へ?え…えと…」 「どうしたの?」 「な、なんでも…」 「言いたいことを飲み込むのはよくないよ?幸成くん、say(セイ•言って)」 「あ、あのね…ぼく、おしりに何か挿れられるの怖いんだ。痛くて痛くて…でもやめてくれなくて…気持ちよくなんてなれないから…康生さんをガッカリさせちゃう」 「それはそいつが下手くそだっただけだよ。教えてあげる。声が出ちゃうくらいとっても気持ちいいことだから。記憶を塗り替えようね?幸成くん。リラックスして大きく深呼吸してごらん」 「うん。すー…はーー」 幸成は誘導通りに深呼吸をした。

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