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アフター
サブスペースに入り、そのふわふわとした心地よい感覚に恍惚としている幸成をあたたかく見守る康生ーー
「ゆ……なりくん…お…で」
…すっごくあったかな気分
幸せ、、
「幸成くん…こっちにおいで…」
なんだろう?
何か聞こえる
「…?」
声だ。
呼ばれてる
声の方に幸成が首を傾けるとぼんやりと見える優しい表情の人物が…
幸成はだんだんと意識を取り戻し、康生と目が合うとピクっと体を跳ねさせた。
「幸成くん、可愛らしい顔をしてる。気持ちよかったかな?俺もとっても気持ちよかったよ。イクのも我慢して自分からキスもして偉かったね?ご褒美をあげないと」
康生は幸成の視線が自分に釘付けになっているのを確認すると、幸成に向けて両手を広げご褒美のためにコマンドを口にした
「come 幸成くん」
「…っはい」
もらったコマンドに反応してぴょんと飛びつくように幸成は康生に抱きつき、康生の腕に抱きしめられると胸元に顔をうずめ頬をすり寄せた。
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