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秘密の関係 6

「んっ、ぁ……っ、は……っ、ぁ……っ」 「マッスーの中すげぇ絡み付いてくる……っ」 激しく抜き差しを繰り返され堪らず逃げようとするが、しっかりと押さえ込まれていて身動きが取れない。 「っ、かず……ちょ、もっとゆっくり……っ」 「無理……っ、腰止まんないっ」 ガツガツと激しく打ち付けられ、息つく暇もなく喘がされて呼吸すらままならない。 あまりの激しさに意識が飛びそうになるが、その度に前立腺をゴリっと強く擦られて強制的に引き戻された。 「ぁ、ん……っ、やぁ……っ」 激しい抽送を繰り返しているうちに次第にコツを掴んだのか、的確に攻め立てられて目の前にチカチカと火花が散ったかと思う程の強い快感に襲われる。 「ん、ふっ……か、和樹っ、手……貸して、声、我慢できね……っ」 思考回路はドロドロに溶かされていくようで何も考えられない。ただひたすらに与えられる刺激を受け止めるので精一杯だった。 「壁、薄い……からっ、ぁ……んんっ」 和樹はハッと我に帰ると慌てて透の口を塞ぎ、同時に律動を早めた。 口を押さえたまま何度も突き上げられ、絶頂が近いことを悟る。パンッと肉同士がぶつかり合う乾いた音と、接合部からは絶えず響く淫らな水音。そして互いの荒々しい呼吸だけが部屋に満ちる。 「んん……っ、んっ……ふ……っぁ、らめ、出る……っなんか、クるっ」 「やべ、俺も、もう、もたないっ」 「〜〜〜〜ッ」 限界が近づき無意識にキュッと内壁を締め付けると、それに呼応するように一際大きく突き上げられた瞬間、透は身体を大きく仰け反らせて達した。 それと同時に和樹も最奥に熱を放つ。ドクンドクンと体内に広がる感覚にゾクゾクと背筋を震わせながら、透はゆっくりと瞼を閉じた。

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