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通じ合う思い 6
「は……っマッスーその顔、ヤバすぎ……」
頭を撫でていた手に力が籠り焼けるような視線が注がれているのを感じる。
「はぁ……和樹……もう……早く、お前と一つになりたい」
「~~っ」
蕩けた表情のまま囁くと、和樹は切羽詰まった表情をして耐えかねたように透をベッドに押し倒すと足を掴んで開かせた。
「たく、どんだけ煽れば気が済むんだっ」
言うが早いか熱い楔が押し付けられて腰を掴んで、一気に貫かれる。
「ん、っは……っあ、……ぁあっ!!」
待ち望んでいた質量に、それだけで達してしまいそうになる。
「は……っ、すげぇ……ナカ、トロトロじゃん……」
「……っ、あ……っんんっ」
最奥まで到達すると馴染ませるように動きを止められる。焦れったさに腰を揺らすと、和樹が小さく笑った。
「そんなに俺が欲しかったんだ? すげぇ締め付けて絡みついて来る」
「……っ、わかってるくせに……聞くなよ……っ」
「ふふ、ごめん。でも……嬉しくて」
額にキスを落とすと和樹が律動を始める。最初は緩やかだった動きは徐々に激しさを増していき、結合部からはじゅぷっぬちっと卑猥な水音が響いて耳からも犯されている気分になる。
「ぁっ、ああ……んっ、ふぁ……っ」
激しい抽挿にシーツを掴みながら身悶えると、突然和樹の手が伸びてきて乳首を摘ままれる。その瞬間、電流が走ったような快感に襲われてビクビクと身体が痙攣した。
「ひっ、ぁ……っ!?」
「あれ? マッスーもしかして軽くイッちゃった?」
指摘されて頬がカッと赤くなる。恥ずかしくなって咄嵯に腕で顔を隠すが、すぐに引き剥がされてシーツの上に縫い付けられた。
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