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通じ合う思い 8

「……っ、マッスー大丈夫? ごめ、なんか全然余裕なくて……」 「……ん」 小さく返事を返すと和樹が覆いかぶさってきて首筋に吸い付いてくる。ちくりとした痛みが走り、そこに痕を残されたのだとわかり身体が熱くなった。 「はぁ……やべぇ……好きすぎてどうにかなりそうだ」 うっとりと呟く声が聞こえたかと思うと、再び和樹がゆるゆると腰を動かし始めた。 「ちょっ、やっ、何で……っ!」 「だってマッスーの中気持ち良すぎるんだもん。一回じゃ終われそうにないし……」 「やっ、待て……っ、んぁっ」 一度出したはずなのに和樹のものは萎える気配はなく、むしろ硬度が増していて内壁を押し広げていく。 「あー……っ、マジ気持ち良い……」 「やっ、あぁっ、だめっ、今イったばっか……だからっ」 「うん、知ってる。俺のをぎゅぅって締め付けてきてるから。次は、ゆっくり……ね?」 可愛らしくおねだりしているが、言っていることとやってる事が全然違う。 和樹の言う通りゆっくりとした動きだが、敏感になっている中を擦られるだけでも十分過ぎる程の刺激になる。 「んっ、んんっ……っ」 ゆっくりと抜き差しされる感覚がもどかしくて自然と腰が揺れてしまう。 「は……っ、腰揺らして俺の事締め付けて……そんなに気持ちいい?」 和樹が息を吐きながら尋ねて来る。その表情には隠しきれない情欲が浮かんでいた。 「ぁっ、ん……っきもち、い……っ」 「はは……素直じゃん」 「うるせ……っ、んんっ、お前に触られてるところ全部熱くて溶けそうなくらい、気持ちいいんだよ……仕方ないだろっ」 「~~~~っ」 思ったことをそのまま口にすると、和樹が何かに耐えるように眉根を寄せた。

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