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ー鼓動ー228

「ぁ……その……望な。 望はその……そういう事は……」  そう雄介は言葉を繋げようとしていたのだけど俺は雄介のモノから口を離して雄介の言葉を遮るように、 「今日は本気で俺が動くって言ってんだ……だから、たまにはこういう事やらせろよな」 「あ……ん……」  とまた言葉を詰まらせる雄介。  だって、さっきそういう風に約束したから俺はただこうしてるだけで……。  ……じゃあ雄介は俺がこういう事やるってまだ本気にしてないって事か?  じゃあ俺が雄介の事を本気モードにさせたらいいって事なのか。  ま、そこはよく分からないけど、とりあえずさっき俺は雄介と約束したし、それを実行してるってまでだしな。  ……うん!    心の中で俺はそう決心すると再び雄介のモノを口へと含むのだ。  片方の手でモノを支えて……もう片方の腕で自分の体を支えて……そして雄介のモノを口に含んで舐めたり吸ったりを繰り返す俺。  そうだ! 俺は言葉では上手く伝えるって事は出来ないけど、案外、体とかで示すのは平気な方だ。  そう……雄介がなかなか俺が雄介のモノを含ませてくれないから、何回もはやった事がない。 だから雄介がよくやってるように俺も見よう見まねというのか頭の中にある記憶でやっているという所だろう。  一旦雄介のモノから口を離して……裏筋なんかも舐めたりする。  それから何回かそれを繰り返して舌を下の方へと這わして……玉の方も舐めたり吸ったりを繰り返す。 「ぁ……うっ! そこはアカンっ! って!!」  そう切羽詰まったように言う雄介。  ……だって男にとってココは一番弱い所だろ? それくらいの事俺だって知ってるさ。 雄介だって、いつもやってくれてる事だろ? 何も今日は遠慮する必要はないさ。 俺がやるって決めたらたまにはやってやんないとな。  そして再び裏筋から先端部分へと舌を這わせると先端部分を口の中へと含む。  そう口の中とは中に入れてる疑似体験みたいなもんだっていうのは聞いた事がある。  口の中は温かいし中だって温かい。  吸い上げればギュって締められてる感じがするからであろう。 もっと上級者ともなれば奥にまでモノを入れる事が出来て、きっと中の奥に突いているのと同じ状況になっているのかもしれない。

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