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ー鼓動ー238
……ぁ、ココかぁ。
さっきとは全然違う気持ち良さ。 しかもポイントっていう所はプニプニとしていて弾力がある感じだ。
「そこを指先でリズム良く突いていくとええねんで……」
「え? あ、うん……」
雄介にそう言われて俺は雄介が言った通りに自分の指を出したり入れたりを繰り返しながらリズム良くポイントを突いていく。
「ぁ……やぁ……確かに……ここはヤバいなぁ」
さっきまで結構平常心いられた俺だったのだけど、流石に雄介の言う通りポイントっていう所は本当に気持ちがいい所だ。
「それで自分でヤるっていうのが分かったかぁ?」
「え? あ、うん……」
「そこ、めっちゃ、気持ちええやろ?」
「ぁ……ぅん……た、確かに……」
……もし、雄介に何かあって、一人でやらなきゃいけない時があったら、これで一人でヤれるって事なんだろうな。 本当にこういう事教えてもらったのも一人でヤったのも俺的には初めてなのかもしれねぇ。
「ちょ、雄介……今日は本当にお前……俺に何もしてくれねぇの?」
俺は雄介の事を見上げる。
「……へ?」
その言葉で雄介は俺の方を見てくる。 すると雄介は目を丸くしていた。
今の俺はもう出来上がっていたのかもしれない。
気持ち良さで瞳を潤ませて雄介の事を見上げていて頬もこういう事をしているのだから、真っ赤だからだ。 熱が出ている訳ではないのだけど、こういう行為をしている時には多分、体温は上昇しているのであろう。 じゃなきゃ頬は赤くならないのかもしれないからだ。
「ぁ……うん……」
俺の言葉に急に視線を反らした雄介。
そして一体、雄介は何を考えているのであろうか。
「あー! もう! 今の望の顔見ておったら俺の方が我慢出来なくなってきたわぁー!!」
そう言うと雄介は頭を掻き携帯をベッドの上へと置くと、
「スマン……望。 もう、俺の方が我慢出来なくなってきたし……もう、望に一人でヤってとか言わんし……俺にやらせてくれへん?」
そう言って雄介は頼み込むように俺の体をベッドの上へと押し倒し俺の体の上に乗っかってくる。 と言っても俺に体重が掛からないように四つん這いでだ。
勿論、その雄介の一連の行動で指は簡単に自分の後ろの蕾からは抜けていた。
やっと自分で気持ち良さが分かったと思ったのに、どうやらそれを見ていた雄介の方が我慢出来なくなったらしい。
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