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ー鼓動ー249
……上下に……っ!!
と思うのだけど、これが結構足にくる。 普段、あまり動かない俺はこの運動というのかこの動きは結構キツイもんがあった。
足をずっと安定が悪い場所でずっと踏ん張っていなきゃならない事だし、体は上下にさせなければならないのだから。
「ちょ、ちょ! ゆ、雄介っ! その……! 俺にはこの動き無理っ!」
「……へ? そうなん? 恥ずかしいとかか?」
「そうじゃなくて……この動きってさ……結構、足にくるんだよな……だから、足が長時間保たないかもしんねぇって事なんだけど……」
その言葉に雄介は少し考えてくれいるのか手を顎に当てている。
「あー、望の場合はそうなんかもしれへんなぁ……ほな、俺の上でも出来そうにもない? まぁ、今は玩具の上やから、体を宙に浮かせている状態なのかもしれへんけど……俺の上やったら、まぁ、半分は俺の上に乗ってる事出来るし……そこはそれよりかは疲れへんと思うねんけどなぁ」
「あ……」
確かにそこはやってみなきゃ分からない所であろう。
「なぁ、雄介……そこはやってみないと分からない所なんじゃねぇのか?」
「まぁ、そうやんな」
「とりあえず、玩具では結構辛いぞ」
「ほな、もうそれは辞めて挿れてみるか?」
「あ、まぁ……」
まだ俺からしてみたらもう少し今日は何かを楽しみたい所だったのだけど、もう雄介の中では何もないのかもしれない。
「あ、えっと……まだ、俺の勃ってないのだけど?」
とさり気なく言ってみる。
「へ? そうやったん?」
「だって、この格好っていうのか、この玩具だと足とかが疲れるだけで気持ちいいとかっていうのはなかったからな」
「ほな、また前回と同じ玩具で気持ち良くなるか?」
「え? あ、うん……」
俺はとりあえず今の玩具から解放されたくて思わずそう答えていた。
そして自分の中から今入っていた玩具を抜く。 俺はベッドに上へと座るのだった。
ひと息吐く俺。
若干、太腿の筋肉が痛い気がする。
……ま、普段使ってないような筋肉を使ってたから仕方がないよな?
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