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ー鼓動ー251
そんな独り言のように言う雄介。 そして俺の中から雄介の指が抜かれていく。
「ん……」
指を抜かれる時にだって、そう言った声が出てしまっていた。
すると紙音が聴こえてくるのだ。
……あ、さっきの袋を漁ってるのか。
この前そういったお店に行った時にお店では中身見えないようにと紙袋に入れていた。
雄介はそれをそのままその紙袋に入れている。
「あ! あった! あった!」
きっとその紙袋の中からローションを見つけたのであろう。
「ホンマ男同士でやる時はコレ必需品やしな」
そうまた独り言を言っている雄介。
ハチミツが入ってるような容器に入れられてるローション。 それの先端部分を俺の蕾へと入れてくる。
そして雄介が容器を押すと中の液体が俺の蕾の中へと入ってくるのだ。
初めてやった頃は冷たいと感じたのだけど確かにローションは冷たい。 今ではいちいちそんな事を言っていられる訳もなく。 ただ俺の中に入ってくるのを待っている状態だった。
「これで、まだまだいけんのかな?」
ローションの容器を抜かれるとまた新たに水音が聞こえてきた。
という事はまた雄介が俺の蕾に指を入れたのであろう。
……もう、そんなに指でやらなくていいのに。 いや、そういう訳じゃなかったんだっけ? 俺のモノが勃ってくるのを待ってたんだっけな。
俺だって、もうそんなに若くはない。 これが若い頃だったら、蕾とか胸の突起とか弄れば直ぐに勃ってきたのかもしれないけど、今はそんな位じゃ勃ってこないのかもしれない。
だから逆に時間を掛けて気持ち良くしていかないとダメなのかもしれないという事だろう。
「ほら、お前ん中こないにクチュクチュ言うてるやろ?」
……って言うけどさ……さっき俺の中にローション入れたからだろー!!
って突っ込みたい。
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