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ー鼓動ー253

「あ、今日は……望が上に乗っかってくれるんやろ?」 「あ、え?」  ……あ、そうだった。 「ほなら、乗っかって……」  そう言うと雄介は携帯を持ったままベッドの上に仰向けになる。 「え? あ、ぉう……」  そんな事半分忘れていた位だった俺。 だけど雄介はしっかりと覚えていたようだ。  俺は暫くベッドの上で考えていたのだけど『約束』っていう言葉を思い出すと意を決したように雄介の上へと向かうのだ。 「ほな、そっから俺の上で跨って……ほんでゆっくり腰を落としてきてな」  携帯のせいで雄介の顔は見えないのだけど、きっと雄介はそう笑顔言ってるだろう。  雄介の体を跨ぐと、  ……後はゆっくり腰を落としていけばいいんだな?  と自分の心に言い聞かせながら腰を落としていく。  ……さっき、少し玩具の上でやったように。  ……とりあえず、雄介のモノを片方の手で支えて。  すると雄介のモノの先端部分が俺の蕾とぶつかったのが分かった。  雄介のモノはもう十分過ぎる位勃っている。 握っているだけでもそれは分かる位にだ。  ……後は俺の中に雄介のモノを入れていけば。 「ふぅ……んん!」  腰をゆっくりと落としていると雄介のモノが俺の中にゆっくりと入ってきた。  ……こうやると、本当に雄介のモノが固いというのが良く分かるような気がする。  どうにか一番太い部分は俺の中に入ってきたようだ。  ……後は竿の部分を入れていくだけ。  そこも慎重にゆっくりと自分の中に雄介のモノを入れていく。  確かに最初だけだったのかもしれない。 気付くと雄介のモノがもう半分位俺の中に入ってきている。  中に入ってしまえばローションの力もあって結構すんなりと入って行ってるのかもしれない。 「後もう少しみたいやんな……」 「え? あ、うん……」  後もう少しで雄介のモノが俺の中に入るっ!!  ……ぁ……でも、ちょっと待ったっ!! 「え? ぁ……もう! もう! ソコにお前のモノがっ!!」 「届いてまったか?」

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