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ー至福ー217
「も、もう、なのか?」
再び俺は雄介の方に振り向くような体勢になってしまっていたようで、色っぽい視線でまた雄介の事を見上げてしまっていたのであろう。
「あ、ぁああ! ホンマに無理っ!」
そう顔を手で覆い隠す仕草をする雄介。 そう今の俺の表情というは雄介からしてみたら直視出来ないという事なのであろう。
「ゆ、雄介が、そうしたいんだったら……も、もう、いいんじゃねぇのか?」
そう今度は雄介から視線を外し言ってみる。 俺の方だって流石に雄介に向かって直視出来ないような内容だったからなのかもしれない。
「あ、まぁ……おう、そやなぁ……ゆっくりシたい時は、今度ベッドの上でシよ……」
と本当に雄介は限界だったのであろう。
「しかしなぁ、今日はこうバックからだったのが、我慢出来へん原因だったのかもしれへんわぁ……」
「……へ?」
「だってな、その体勢で顔だけで俺の方に向かられたら、もう、それが俺からしてみたら何とも言えないような色っぽさで……我慢出来んようになって来るんやって……」
そこに雄介は「スマン」という言葉を付け加えて、早速俺の腰を両手で掴むと、雄介は腰を動かし、俺の蕾周辺へと上下にモノを擦り付けて来るのだ。
確かに雄介の言う通り、バックからというのはあまりやった事の無い俺達。 そういつもは正面向いて体を重ねる事が多いのだから、ある意味、新鮮な体勢なのかもしれない。
幾度か上下へと蕾周辺でモノを擦り付けた後、雄介が腰に力を挿れたのか、その瞬間俺の蕾の中へと熱いモノがグイッと入って来る。
「ふっ! んん!」
体にそう力が入ってしまったと同時に俺の背中が弧を描くようにしなる。 そして甘い吐息も漏れるのだ。
「はぁ……ぁ……んっ!」
そこに雄介の方は満足したようで、もう一度腰に力を入れ、もう一歩奥へと雄介のモノが入って来た。
ゆっくりと腰に力を入れて、中に入れていったモノが抜けない程度に腰を引き、再び腰に力を入れて更に奥へとモノを進ませて行く。 そう何回かそれを繰り返していくうちに、さっき俺が一番気持ちよくなっていたポイントへと雄介のモノの先端部分が辿り着いたようだ。 その瞬間、雄介が「ココか?!」とでも思ったのか、舌が唇を舐める音が聞こえて来る。
それと同時だっただろうか、急に雄介の腰が早く動いて来て、上下へと動かされる度に、雄介の先端部分が俺の気持ちいいポイントへと当たり、俺の口からは甘い声が漏れるのだ。
「いやぁん! ぁああん! ぁん!」
とその声は雄介がソコを突くタイミングと一緒位でリズム良く出て来るもんだ。
もう何回も体を重ねている体というのは、もうソコを突かれると気持ちいいのは体も脳も知っている。 だからなのか、そういった声というのは自然と出てしまうのであろう。
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