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ー未知ー69

 こういつもとは違う感じでシてるのだから、何だかいつも以上に興奮しているような気がするのは気のせいであろうか。  もう雄介のモノは完全に勃っていて、今にもイってしまいそうな雰囲気みたなのはあるのだけど、雄介自身の方はまだまだのようだ。 いや今さっき限界と言っていたのだから、やはり限界なのであろう。 だけど何でかお腹辺りを痙攣させて何かこう我慢しているような感じがしているのは気のせいなのか。  息だって完全に乱れてしまっているのに。  何をそこまで我慢する必要があるのかっていうのは全くもって俺には分からない。  そういうところ、もしかしたら、雄介にしては珍しくプライドみたいなのがあるのかもしれない。  俺の方は再び雄介のモノから口を離し、 「ホント、我慢してんじゃねぇよ。 何で、お前は変なところ我慢するんだよ。 俺だって、雄介にも気持ち良くなって欲しいと思ってるんだからさ」 「はぁ……はぁ……せやけどなぁ……。 望にホンマ、俺のを飲ませるわけには……」  そこで俺の方は、もうそんなイジイジとしている雄介にイライラとして来てしまっていたのか、頬を膨らませて、 「あのさ、マジで俺達って夫夫になるんだろ? そんなんじゃ、雄介の方が寧ろ俺の事を拒否してるのと一緒なんじゃねぇのか? そんなんじゃ、悪いけど、俺の事信用してないってことなんだし、俺の方が結婚を拒否するかもしれねぇぞ。 だってさ、夫夫ってそういうもんなんじゃねぇのか? ってさっきから俺の方は言ってんだけど……」  これが何年か前の俺だったら、そこまで雄介に言ってないだろう。  そうやはり婚約を決めてからは、俺の方も雄介とは結婚する相手となったんだから、自分の意識的にも変わった感じがあるのだから。  もし、ここで雄介が俺にこういうことをやらせてくれなかったら、完全に和也達に話す愚痴案件なのかもしれない。 「あー! ホンマ、分かったってー!」  そう言うと急に雄介の方は半身を起こして来る。 「……へ? いきなり、起き上がって来てなんだよー……」  雄介のそんな行動に今度動揺してしまったのは俺の方だ。  そして雄介の方は俺の顔をというのか視線をしっかりと合わせて来て、真剣な瞳で俺の事を見つめて来る。 「……ん?」  とりあえず俺の方も雄介から視線を離さないように瞳に動揺を隠せないまま見つめる。  雄介の方は俺の両腕を掴んで、暫く俺の瞳を見つめていた雄介。 そして雄介の方は一瞬瞳を閉じ、 「マジで望が本気で言って来てくれるっていうのが、よく分かった……。 ホンマ、望も変わってくれたんやなぁ……そんな、望めっちゃ嬉しいわぁ……。 最初の頃はあないに俺に対してこう冷たいじゃないけど、ツンツンな態度取っておったのに、今じゃ、俺の事ちゃんと信用してくれて、ほんで、前にお前と約束したことまで守ってくれて、本当にもう俺の方は望と一緒になろうと思って良かったと思うわぁ……。 俺の事も幸せにしてくれて本当にありがとうな」  そう言って雄介は俺のことを優しく強く抱きしめてくる。

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