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ー未知ー140

 段々と俺の体には力が入って来てしまう。 今まで完全にうつ伏せの状態だった俺の体だったのだが、無意識のうちに四つん這いとまではいまないまでも背中を丸め腕や足を立たせる状態ではなく全体的に丸まったような感じになっていたのだ。 だけど双丘だけはこう突き出しような感じになっていたのかもしれない。  本当に今やっている雄介の行為がもどかし過ぎて、体だけが更に気持ち良さを追い求めてそういう体勢になってしまったということだろう。  奥に何かが欲しい。  雄介のことを求めたい。  だけどその雄介は何もしてくれない。  だけど言葉にして言うにはあまりにも恥ずかし過ぎて言えない。 「あ、ぁあ! ぅ……くぅっうう!」  そんな今の俺のもどかしい気持ちがとうとう口から出てしまったようだ。  だけどそんな感じで俺が訴えてみても雄介の方は未だに変わらない感じでその行為を続けていた。  きっと雄介は俺のこんな姿を見て、背後でほくそ笑んでいるのであろう。  そして自然と体内から熱さがきているからなのか汗腺から汗が少しずつ滲み出て来ている。  額にも汗が滲み俺はその汗を手の甲で拭う。  それでも雄介の行動は変わらなかった。 暫く俺の後ろの蕾の入口部分を往復させていたのだが、それが急に離れ、今度は双丘を撫で始めるのだ。 そして急に俺の後ろの蕾がスースーとしてくる。 スースーと言っても何かを塗られた訳ではない。 中に空気が入ってくるというスースーさだ。  一瞬その雄介の行動に、雄介の方へと視線を向けようとしたのだけど、流石にそれは出来ないと思った俺はその場で顔を上げるだけで止めるのだ。 「ちょ、なぁー、あまりにもココをヒクヒクとさせておったから、中の様子を見てみようと思ってな……だって、俺、今まで望のココ覗いたことなかったしな」  そう言うっていうことは、雄介は俺の後ろの蕾の中を指で広げて見ているということだろう。  それで今さっき俺のソコがスースーした理由が分かったような気がする。 「へぇー、よく、ココの色ってピンク色って聞くけど、望も立派にピンク色しておったんやなぁ……。 知っておるか? ココに俺のが毎回入っておるんやで……」  そんなことはよく分かっていることなのだけど、こう改めて言われると恥ずかしいのは気のせいであろうか。  そして最近では雄介の行為がエスカレートというのか激しくなってきているというのか大胆というのか、今まで自分が抑えて来ていた感情を爆発させて来ているのかもしれない。  俺が今までツンデレだったのだけど、素直になってきた分、今まで隠していた雄介の真の姿が露わになって来ているのであろう。

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