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ー未知ー139

 そうやってタオルの中へと忍ばせた手を双丘へと這わせる。  もう、それだけでも俺は体をビクリとさせるのだった。  本当に雄介はいつもとは違う感じでシてくるのであろうか。 いや既にいつもとは違う感じがしているのだから体中でドキドキが止まらないと言った方がいいのかもしれない。  軽く俺の双丘を撫で、きっと中指の腹で後ろの蕾の入口部分を撫でてくる雄介。 「ふっ! ん!」  そう俺の方は思わず声が出てしまっていた。  その俺の反応にクスともこう何か企んでいるような感じで微笑む雄介。  しかしこういう行為をしている時に、今まで雄介がそんな感じで微笑んだことがあっただろうか。 そう微笑むというのかほくそ笑むというのであろうか。  少しそこに変にゾクゾクと感じながら、とりあえず俺は雄介が進ませようとしている行為に今はもう任せるしかない。  しかも俺の一番弱い所であろう、後ろの蕾の入口部分を掠るようにして何度も何度も指の腹で往復している。  俺の体はもう何度でも雄介とは体を重ねて来ているのだから、本当にそれだけでは物足りなくなってくる。  その指がいや雄介のモノが奥へと欲しいと思ってしまうのは、それだけ俺も雄介に依存しているからであろう。  何回も雄介がそれを繰り返しているうちに俺の双丘や腰が勝手に跳ね始める。 そうそして内腿も気持ち的に痙攣を始めて来ているのかもしれない。 「どうしたん? 急に体がピクピクってしてきたみたいやけど……?」 「へ? あ、いやぁ……?」  そう俺の方はその雄介の言葉に誤魔化すように言ってしまう。  確かに俺は雄介の前ではかなり素直になって来たと言っても、こういう行為の時には未だに素直にはなれないということだ。 だけどこういう行為で素直に答えるなんて逆に恥ずかしくて言えないもんなのだから。  その俺の言葉に雄介はまた直ぐに黙ってしまう。 いや寧ろ再び同じ事を繰り返し始めたというのが正解なのかもしれない。  俺の体がここまで反応しているのに、雄介は俺の後ろの蕾の入口部分を指の腹で往復させているだけ。 これより先に指を中に入れたりしないようだ。 だからなのか俺の体はさっきと同じように太腿を時折痙攣させ腰と双丘が跳ねるということを繰り返していた。  本当にそれだけの行為というのがもどかしい。  確かに雄介は今日いつもとは違う感じでシたいと言っていたのだけど、これだけでは俺からしてみらもどかし過ぎて足りないという所であろうか。  こう足りな過ぎて、思いっきり腰を動かしたくなってくる。 それにただただモノに熱さが集まってくるだけで、まだまだ全然イくには足りないのだから。

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