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ー未知ー159

 そこに一瞬ドキリとした俺だったのだけど、その真剣な感じで言葉の方も真剣に、 「やっぱな、望のこんな姿を誰にも見せたくないねん……」 「あ……」  その一言で俺の方も雄介の真意が分かったような気がした。  そこはやはり雄介らしいのかもしれない。 そして更に俺は雄介への好感度が増したような気がする。  雄介が俺に近寄って来たことで、今日の雄介っていうのはこうふんわり男らしい匂いみたいなのがしているのは気のせいであろうか。 やはりこういう行為をしているからこそ、男性というのは元からこういう匂いがしていたのかもしれない。  そこに俺は酔いしれながら、雄介の肩へと両腕を回す。  暫く雄介は俺に大人しく抱かれていたのだが、俺の耳側で、囁くように、 「も、ええか?」  そう優しく聞いて来るのだ。 「え? あ、いい……」  俺の方もそう優しく返す。  今まで和也からの電話で少しガヤガヤとうるさかったのだが、やっと二人の時間になれて、二人だけの空間へと変わる。  そして雄介の方は少し上半身を起こすと、再び俺の足を持ち上げ、今度はその俺の足を肩へと掛けると、さっきと同じくように俺にも見えるように、 「ほな、さっきの続きな? これ、ここに入れっぱなしやったわぁ……」  そう言って、その玩具を少しずつ動かし始める雄介。  さっきはその玩具を俺の中に入れていっていたのだが、途中で和也達から電話がかかって来てしまい、中に玩具が入ったままの状態で止められてしまっていたのだから。  俺の呼吸に合わせて、とりあえずは出したり入れたりを繰り返す雄介。 「ん……ぁあ……ん……」  と俺の方がその玩具に慣れてくると、今度はさっきのように球を一つずつ俺の中へと埋めていくのだった。 「ぁ! ん……! ぁああ!」  と何だか急に俺の声が上がる。 そう、中にある気持ちいいポイントへとその球が擦れたからだ。 「ココか?」  そう言って、今度はそこには触れないようにその玩具の出し入れを繰り返す雄介。  本当にその動きが俺からしてみたらもどかしい。 一瞬、中にある気持ちいいポイントにその玩具が触れたのに、その一瞬にして触れなくなってしまったのだから。 「望……見てな……。 コレが望の中に入ったり出たりってしてるんやで……」  その雄介の言葉に俺の方は薄っすらと瞳を開けるのだが、一瞬見ただけで俺からしてみたら、かなりの痴態で見れな行くなってしまい瞳を閉じてしまう。  そこで首を横へと振る俺。 「流石に、まだ、これは見れへんかったか……。 でもな、ホンマに凄いんやで……望のココを玩具が出たり入ったりして、望のココ気持ち良さそうにこの玩具咥えておる姿が見れるしな」

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