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第28話
聞こえてくるのは追い焚きのかすかなモーター音と、水が弾ける音。
「相変わらずうちは静かだな。兄貴のところはさぞかし賑やかなんだろうな」
「うん、そうだね。毎日柚原が一人で子どもたちを全員風呂に入れているんでしょう。すごいよね。真似出来ない」
「そうだな。俺なんか疲れてて、ついつい長風呂になりがちだから気を付けないとな。おじちゃんと一緒に風呂に入ったら、長いからゆでたこになる。奏音に嫌われたらそれこそ死活問題だな」
光希が声を出して笑い出した。
「そんなに面白いことを言ったか俺?」
「笑ってごめんね」
光希が手でお湯をすくうと肩にかけてくれた。
「ありがとう」
「ううん」
俺の膝の上に向かう形で座る光希。恥ずかしそうに頬を赤らめた。可愛すぎないか、俺のマイハニー。誘っているようにしか思えない。
尻臀《しりこぶた》を鷲掴みにすると、光希の身体が湯船の中で跳ねた。
「やだ。もう、びっくりさせないで。だから……ちょっと遼!」
光希の抵抗を無視して、お湯の中で身体を撫で回し、脚の付け根をまさぐると、収まりがつかないほどに光希の身体は火照っていた。
「すごいな……色っぽい。見ているだけでいきそうになる」
「遼、だめってば」
脚を割り広げ、指を使い広げると、お湯に交じりそこにたらりと粘った体液が流れるのが分かった。びくり、と性器が脈打って、光希の睫についていた涙がほろっと頬に落ちた。
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