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「咲良って酷いよね。俺がどんな目で咲良を見てるかなんて知ってるくせに、そうやって煽ってくるんだもん」
頭が働かなく、体にあまり力が入らない。
酒にめっぽう弱いらしい俺の抵抗も虚しく、あっという間に服を全て脱がされてしまった。
「·····あ、やだ·····、」
部屋の照明に体を照らされ、何もかもが丸見えだった。酒が入っているのに下腹部は熱を持ちかけていて、胸の突起も淡く色付いてはぴんっと反り立っていた。
椎名に見られまいと身をよじると駄目だよ、と手を掴まれるのだ。俺はあまりの恥ずかしさに目頭が熱くなり、やめて欲しいと訴えるように椎名を見つめた。
「っし、·····ぃな··········」
「泣いても駄目。ちゃんと見せてよ。可愛い体してんだからさ」
「咲良、こっち来て」
ベッドに仰向けに寝る椎名に手をぐいっと引かれると、ぼふっと上に倒れてしまった。体を起こそうと脇に手を付くと、手首をパシっと掴まれてしまうのだ。
「っえ·······」
「そのまま動かないでね」
「·····なんで、ーーぁっ」
両手できゅっと小さな突起をつままれると、くにくにと指の腹で擦られるのだ。びくっと腰が震えると椎名は感度いいね、と笑った。
「ーーぃ"·····ッ」
ぐりっと指先で揉まれ、びりっとした痛みが先端に走った。思わず目に涙が浮かぶが、そんな俺に構わずぐりぐりとつねるように揉むのだ。
痛い。乳首が痺れ、まるで電気が走っているようだった。
「っぅ、·····う、··········っ」
「·····どう?咲良。気持ちいい?」
何を言っているんだこいつは。こんなのが気持ちいいわけないだろう、と言おうとした時だった。
つねるように捏ねられて麻痺しかけている先端が、どんどん熱くなってくるのだ。
「あ········ッ、ぅ··········、や·········っ」
「いい声出てきたね。もっと可愛い声聞かせてよ、咲良」
未だ強く揉まれていてびりびりとしているはずなのに、その痺れが先端に集中してどくどくと脈打っていた。
つい先程まで泣くほど痛かったのに、椎名の弄り方のせいだろうか、弄られれば弄られるほど腰ががくがくと震え、体を支えている腕が辛くなってきてしまった。
「ぁ·····ッ、しい、な··········、ぁ··········っ」
「ん、おいで、咲良」
しがみつくようにぎゅうっと椎名に抱き着くと、意地悪してごめんね、と頭を撫でられるのだ。
酒が抜けていなく未だ冴えない頭で優しく頭を撫でられると、なぜだかひどく安心した。甘えるように肩に顔を埋めると、
「まだ終わってないからね?」
と、椎名の声が耳をくすぐるのだ。
え、と聞き返そうとした時には下腹部に手を伸ばされ、竿をするっと撫でられてしまうのだ。
「ーーひ、·····ぅ·····ッ」
「わ、こんなに先走り漏らしてえっろいね、咲良」
椎名の背に回した腕にぎゅっと力が入る。くちくちと先端をほぐされ、あっという間に熱が込み上げてきてしまうのだ。
「·····咲良、まだイっちゃ駄目だよ」
「ーーッ、ぁっ」
手をぱっと離されると、先走りをたっぷりとまとった指先で割れ目をなぞられるのだ。それだけでびくん、と下腹部が跳ねてしまう。
椎名は揺れる腰に手を回し、濡れた指先を肉壁をかき分けて奥へと進めてくる。俺はそんな椎名にしがみつくしかなかった。
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