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第29話**
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僕はいつ由磨に会えるんだろう………
「おい、由妃!俺が目の前に居るのに他の奴の事考えてんのか?クソッ、せっかく俺のものになったのに…………躾が必要だな」
男の顔はニヤついていて不気味さが漂っていた。その不気味さに恐怖を覚えた僕は、怖くてちゃんと喋る事ができなかった。
「ご………ご…ごめ…んなさ……………
痛いの………や……やだ………」
「そうだよな?昨日大勢に輪されたから今日からは俺がじっくり躾てやるよ……」
恐怖のあまり自然と涙が出てきた。
それは頬をつたって、由妃の胸に落ちた。
両手は一纏めにされて頭上でベットヘットへ鎖で繋がれていて、そこに首輪の鎖も繋がっている。両足も片足ずつベットに鎖で繋がれており、涙を拭う事もできず……
「ひぐっ………ひっ………や…………」
「クックック。泣いちゃったのかな。泣き顔まで可愛いなぁ。でも知ってたか?泣き顔って男を興奮させるって………」
僕は喉の奥でヒュッと息を呑んだ。
男の手がゆっくりと僕の身体を撫で始めた。
僕の感触を確かめるように。
その手が乳首を掠めた瞬間、思わず声が漏れた。
「んっ…………」
僕は恥ずかしさに咄嗟に顔を背けたが………
「由妃、こっち向けって」
顎に手を置かれ、強引に視線を合わせられた。そこには欲情した男の顔があり、気持ち悪さに吐き気がした。
そんな僕の心を悟ったように、男はニタッと笑顔を浮かべ唇を重ねてきた。
そして追い討ちをかけるように舌を捩じ込まれ、逃げても吸い取られ、口内までぐちゃぐちゃにされた。
「んぁっ………ん……む………ぁ………」
室内には僕たちの卑猥な口付けの音だけが、ただただ響いていた………
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